恋のはなし(中編)

はい、どうも。

では前回の続きです。


いよいよ迎えた2003年6月14日.......勝負の時!!


今回は難波のとある喫茶店でランチです。

彼女はまたハンバーグをオーダー。

本当にハンバーグが好きな子ですね。


楽しい会話をしつつ、いよいよ本題に。

おもむろに彼女においらの運転免許を見せて、


「誕生日のところ見てみてよ........実は今日、誕生日やねん」


すると彼女は

「あっ、そうなんだ。 ところでね..........」


え、えぇ〜っ!?

1秒で話題を変えられたんですけど(泣)


それほどまでして彼女が今日、おいらに話したかったことがあるみたいです。

それは.....

「私がアパレル関係の仕事をしてるのは知ってるよね?

でね、来週にうちの会社が主催で秋・冬もののコートの新作展示会があるんだよね。

その展示会に一緒に行かない?」


「え? まだ6月なのにコート......!?」


「社会人の男性にとってコートって必須アイテムだし、本当にいいコートは一生着れるのね。

今回をきっかけに一生もののコート、買っちゃおうよ!

仕事柄、私もうちの会社のコートを着てるけど品物も本当にいいよ。

私が保証するから」




.....................


おいら、頭の回転の速さは多少自信があるんです。

だから瞬時に自分の置かれてる状況を理解しました。


.................悲しいけどもう彼女と会うことは二度とないな。


でもこのドキドキする恋愛の感情を久々に思い出させてくれたことには感謝してます。


これが彼女の仕事だと言うんなら.......

せめてもの出会えたお礼代わりに、2・3万円くらいなら馬鹿な男のフリをしてコートを買おうかな......

そんなことを考えました。


で、一応質問。

「ちなみに一番安いのでいくらくらいするもんなの?」


























「うんとね、150万円」





うん、笑うしかねぇなw

さぁ、どうやってここから逃げようかな.........



つづく


(注意)くどいようですが、これは実話です