冒険王ファイナルレポ 3

はい、どうも。
まずは....
冒険王の決勝の中継、見ました。

感じたことをいくつか。

  • やっぱハーフタイムのベンチの様子とかがわかるのがいいですね。

TEAM WEST WINDのハーフタイム中のナチュラルな関西弁がいい感じw

気持ちでも負けてなかったしチームの雰囲気もよかったですね。

  • 中継見て思い出したけどPKの時に4人目で成功させたあずはゴールを決めた後、サポ席に向かってガッツポーズしてくれたんでしたよ。

これは嬉しかったです。
やっぱこういう風に、自分も選手と一緒に戦ってる、って気持ちになれるのはサポならではの体験で今までのDD時代には感じなかった気持ちですね。

  • 最前列のド・センターに座ったんですが意外と中継では少ししか晒されなかったですね。

やっぱ客席は斜めから撮影するからセンターからやや外れた位置の方が晒され率は高いですね。
南葛サポさんとかミスマガサポさんはかなり映ってましたもんね。

  • TWWサポとして声を張り上げて応援してたんですが中継を見ると全然声が聞こえないですね。

単純に人数が少ない、って問題もありますがもっともっと声を出さないとピッチに入る選手には届かない、と反省。


なんてことを感じつつ....
今日は1回戦第2試合の南葛シューターズ vs 蹴竹Gのレポです。


この日の蹴竹は1回戦の試合のみでしたがますだおかだ岡田圭右さんが監督に来てくださりました。

岡田さんはテレビ中継の入らない予選でも来場してくださったみたいですね。

こういうネームバリューのある人が会場に来てくださるのは大歓迎ですよ。

ありがとうございます!

あとはキャプテンで正ゴレイロの飛留間恵さんが本業のために欠席、ということで高宮悠子さんが今回は初・ゴレイロ

「せっかく高宮さんがきてくれたのにフィールドじゃないんなら攻撃力アップ、とはいかないなぁ.....

ま、高宮さんは現役のハンドボール選手だから初めてのゴレイロでもそこそこはできるでしょう」

ってのが戦前のおいらの予想でした。

ちなみに対する南葛は主力では渡部智絵さんが欠席でした。

そのかわりおいらは久々に見る松本さゆきちゃんがいました。

あと、大櫛エリカさん太ったなぁ......

と思いましたがよく見ると吉川綾乃キャプテンの実のお姉さんの吉川春菜さんでしたw

では試合開始。


南葛のスタメンは......横山可奈子さんがいます!

そして松原渓ちゃんはベンチスタート......!?

横山さんのファンの方には申し訳ありませんがおいらの感想は

「南葛、蹴竹をなめてるなぁ......」

でした。

渡部さんがいない状況で渓ちゃんを温存するなんて.....

たしかに蹴竹は予選のチャンス1回目で1抜けしたものの、残る予選ではパッとした成績でもなく下り調子だったのは否定しません。

しかし仮にも1回は1位通過してるし、その1位通過を決めたB組には南葛もエントリーしてたんだから.......


そんな中試合は進むんですがやはり先制点は蹴竹。

11番の結城巳貴選手がシュート!
これをゴレイロ野崎亜里沙ちゃんが1度は弾くも、再び結城選手が放ったシュートが突き刺さり蹴竹先制!

その瞬間に慌てて横山さんから渓ちゃんに入れ替え......

おいらは

「言わんこっちゃない、やっちゃった......」

と思いましたよ。

南葛って同点、もしくはリードしてる状況ではのびのびとプレイするんですがひとたびリードを許すと一気にバタバタしてしまう印象があるんです。

このチームは絶対に先取点を取らなきゃいけないチームなんです。

自分のチームの選手をまんべんなく使いたい気持ちはわかりますが、それならば先にベストメンバーを出して1点、2点リードを作ってから余裕を持ってどんどん選手交代していくべきでしたね。

もう先制されたことで南葛は完全に浮き足立ってました。

するとこういうプレイもでてくるわけで.....
結城選手のなんでもないシュートをありゴンが痛恨のトンネル!

これで2-0!!

まさかの展開に会場もどよめきます!
そして、そのまま前半終了。


後半になると蹴竹の戦略がはっきりしてきます。

基本は高宮悠子さんがゴール前へのロングスロー。
これに前線で張ってるピヴォがあわせる形.............


文章で書けば2年前のグッドウィルカップの再来!?
かと思いますが実は全然違います。

まずはスロー。

あのときのゴレイロ鈴木千登世さんのスローは山なりのボールでしたが高宮さんの弾道はまっすぐです。

時東ぁみちゃんのレーザービームがさらに飛距離・精度が増した感じ。

一直線にゴール前まで飛んでいきます!

さらに彼女はハンドボールをやっているんで手首が強いんです。
だからほとんど振りかぶることもなく、助走で勢いをつけることもなく.....

ぴゅっ!
と軽く投げるだけ。

だからボールを取ってから投げるまでが異常に早い。
そして急速も早いから一瞬で相手ゴール前までボールを運べます。

まさに究極のカウンター。
千登世さんと比べてもスピード感があるんで見ていて飽きないしテンポがいい!

そしてあの時は千登世さんと三宅梢子ちゃんの投げあいになったけど今回のこの投げ方は他のゴレイロがまねしようとしてもまねできない。

つまり、「投げあい」に持っていけないんです。

メルシーのゴレイロは基本、オーバースローで女の子投げ、もしくはサイドスローが主流ですからね。
まさに高宮さんだからできる戦術。

蹴竹はこんな隠し玉を持ってましたね!
さらに蹴竹の凄いのは高宮さんは予選でも参加してるんです。

でも予選では一切ゴレイロに入らなかった。
本当なら実戦練習ということで予選でもゴレイロをやらせたいところをじっと我慢して決勝まで秘策としてとっておいた。

他チームからすれば蹴竹が決勝でこういう戦い方をするのは予想外だったろうし、この対策は前もって専門的に練習しないと太刀打ちできません。

お台場は駒沢と違ってバックステージにはアップスペースがないから今さら対抗策を練習できるはずもない。
まさに2回目以降の予選がボロボロになっても策を隠してきた蹴竹の勝利です。


そして今回の作戦と前回のグッドウィルのときの違いはロングパスの受け手のピヴォにもあらわれてます。

前回の受け手は比較的小回りのきく小柄な選手が落下点に先回りしてバックヘッド狙い、ってことでしたが......

今回の受け手は10 & 11の結城巳貴、大熊未沙どっちも身長の高い選手です。

この2枚、いわゆるバスケで言うツインタワー。
これは破壊力抜群です!


そしていうまでもなくハンドボール選手の高宮さんにとって「手が使える唯一のポジション」のゴレイロは最大限に能力が発揮できる場所。

このチームから2点を入れなければいけない南葛.....

もう選択肢はひとつしかありません!

キックインから、ちょん蹴りしてのあっちんボンバー。
これを延々と繰り返すだけ......

最前列で観戦してて思いました。
たしかにあっちんボンバーの威力はものすごいです。

蹴った時のインパクトの音がものすごい!

ただこれを遠・中距離から打っても高宮さん相手では絶対にゴールは決まらないのもわかりました。

ハンドボールのシュートの初速はもっとエグイですからね。

やはり同じキックインならあっちんボンバーよりもっと得点できる可能性が高いプレイってあると思うんですよ。

おいらならピヴォに長身の松本さゆきちゃんを配置してキックインでゴール前にふわっと浮き球を蹴って超・至近距離からのヘディング狙い......

こっちを選択しますね。

この試合、キックインは全部渓ちゃんが担当してました。

一度、蹴竹のゴール前からキックインできるチャンスがあったんです。

クイックスタートで速攻で渓ちゃんがボールを蹴りこもうとした時も

「ちょっと待って!!」

と声がかかり、結局.....
フィクソの位置からあっちんがゴール前まで走ってきてちょん蹴りからのボンバーを打ったときは閉口しました。

それをカットされて一気にカウンターやられたらどうする気よ!?
フィクソがゴール前まで上がる、ってそこまでリスクを背負ってまでやるプレイか!?

っていうか、かつてはこのチームのエースでもあり、インタビューでは

「フットサルで生きるか死ぬかの闘いがしたい」

とまで語った松原渓ちゃんがこの日は最後まであっちんボンバーのためのちょん蹴り役です。

ちょんちょん蹴ってる彼女を見て

「彼女は納得してこのプレイをやってるのかなぁ.....」

「これが彼女が目指してるフットサルなのか?」

とかいろいろ考えちゃいました.....

渓ちゃんの他にも阪本麻美ちゃん、KONANちゃん、松本さゆきちゃん.....色々と面白いことを試せる駒は揃ってるのにな。
もったいない.....


ところでこの試合中に感じたことがもうひとつ。
それは後半の蹴竹G中村摂さん。

彼女、とにかくボールが外に出ても絶対に走って取りに行かない。

キックインは4秒以内に行うのがルールですが摂さんは蹴る時に絶対に審判のカウントを取ってる手を見るんです。
そしてカウント3.5まで絶対に蹴らない。

もちろん南葛サポ席からはブーイングが起こるんですが、この時に摂さんはサポ席を見て

「ニヤリ」

と笑ったんですよ。

その顔を見て鳥肌が立ちました。

まさにプロレスのヒールが見せる表情そのもの。

プロレスでもカウント5までは反則は許されるんで悪役レスラーはカウント4.5まで反則をします。

関節技で相手がロープブレイクしてもすぐには外さない。

これと同じで彼女がやってるのはルールを最大限に有効利用した戦い方。

おいらは単純に凄いと思いました。

まさに試合巧者。

ランニングタイムの戦い方をよく知ってますよ。


やはりこういうトリッキーなチームと戦うときは相手のペースに合わせないことが一番大事ですね。

南葛は完全に蹴竹の雰囲気に飲まれた感じがしました。


そしてこのままタイムアップ.......

ってことで蹴竹がまさかの準決勝進出。

南葛は初戦敗退です。

まさかの敗戦に涙するあっちん。
今日もすっぴんでしたが珍しくおろした前髪のせいか、彼女がかわいく見えました。

やっぱり最前列はキツイですね。
目の前で選手に泣かれるとどうしてももらい泣きしてしまいます......

では気持ちも切り替えて、次回はcarezza vs XANADU loves NHC
これが決勝戦でもおかしくないくらいの名勝負でした。

この模様は次回に!!

  • 今日の1枚

久々のコーナー。
今日は約束通り、前回のお盆遠征時にG1クライマックスの会場で撮影した写真から。

ミラノコレクションA.T.選手。

たしかに男前なんだけどなんとなくAV男優顔なんだよねw