ガストステージレポ 8
はい、ではレポの続報を。
まずは紅白戦の感想ですが、マジで面白かったです。
「紅白戦が一番面白かった時点で糞イベント確定」なんて意見もありますが、おいらは問題ないと思います。
こういう興行って各試合が真剣にやってるから面白いし。
エキシビジョンが逆にこれだけ盛り上がるのって成功だと思います。
この試合を見てたガッタスの先輩3人にはほんとうに悔しく思って欲しいですね。
ひとりの選手のプレイがここまで会場を沸かせられる可能性を3人には知ってほしいし、今後は内容にもこだわったゲームを意識して欲しいですね。
これをきっかけにまたガッタスが変わればそれは大成功だと言えると思うし。
とにかくこの試合がきっかけで会場の雰囲気はかなり変わりました。
キッズファンも真剣に試合に見入ってたし。
今回、キッズファンの方のブログをけっこう巡回しましたが
「フットサル面白い」
っていう意見が目立ちました。
「ダンスも歌もないし、つまんねぇ。サル現場はもう行かないね。」
っていう意見はおいらは見つけられなかったし。
キッズファンにとってのこの試合はガッタスファンが一気にのめりこむことになった伝説の5月大会(みうなのPKの試合)に匹敵するものなのかもしれませんね。
まぁ、あれだけ大量のキッズファンがフットサルの魅力にとり付かれるのは嬉しい反面、今後のチケ争奪戦を考えるとちょっと脅威に思ったりもしますけどw
とにかく嵐のようなエキシビジョンは終了。
いよいよ前半・中盤と終わり後半戦に突入。
しかし、ここで異変。
もうアディダスは優勝を決めて消化試合の状態にも関わらずお客さんがほとんど外に出ないでこの試合を見ています。
さっきの試合をきっかけに、せっかくだから1試合でもフットサルを楽しもうって雰囲気が生まれつつあります。
これはいい傾向ですね。
ってことで試合開始。
この試合もアディダスの大虐殺ショーかと思われました。
でも、アディダスはすでに優勝を決めたためか前半に関してはそんなに必死にガツガツ点を取りに行ってる印象はなかったです。
気がつけば前半終了の時点で0-0。
そして後半開始。
やはりいくらなんでもアディダスも3戦全勝、勝ち点9をゲットするために後半は徐々に本気度が増してきます。
ここで資生堂は3バック1トップのいわゆるチャクナチオ作戦発動!
完全に守りを固めてのスコアレスドロー狙い。
アディダスは逆に意地になって超・攻撃的布陣。
後半はアディダスが何本シュートを打ったんだろう......
とにかくことごとくそのシュートを資生堂が体をはってブロック。
そしてロスタイム。
アディダスの強烈なシュート!
ボールはクロスバー直撃!
跳ね返ってリバウンドしたボールは運悪く再びアディダスの選手前に!
最後の想いを込めて放った強烈なシュートを資生堂ゴレイロが横っ飛びでブロック!
ここで試合終了のホイッスル。
資生堂の大健闘に場内からは大歓声が。
ほんとこのゴレイロは凄かったです。
ファインセーブを連発。
ドローなのに両チームの明暗はくっきり!
資生堂は勝ちにも等しいドロー。
試合終了の瞬間、選手たちは歓喜に満ちた顔で抱き合ってました。
対するアディダスはノーゴールの結果に茫然自失。
がっくり肩を落として退場していきました。
やり方次第ではアディダスでもノーゴールに抑えられる、ってことがわかったという貴重な試合でもありましたね。
ではここまでの順位を整理。
1位:アディダス 勝ち点7 得失点差 +6
2位:資生堂 勝ち点3 得失点差 ±0
3位:ガッタス 勝ち点1 得失点差 -2
4位:サムライ 勝ち点1 得失点差 -4
ってことでガッタスは最後のサムライ戦で
負ければ4位。
ドローなら3位。
勝てば2位。
と、優勝以外の全ての順位の可能性があります。
正直、武藤水華・是永美記の両エースを欠いた状態で最終的に2位になれる可能性を残しただけでも大健闘と言えるんではないでしょうか。
というわけで最終戦はぜひとも勝ちたい試合になりました。
おいらは起爆剤としてさきほど大活躍を見せた岡井をなんとかしてガッタス本隊に合流させてほしいな、と無理ながらに願ってましたね。
場内のあちこちでも岡井待望論がささやかれてました......
ここで両チームの選手入場。
選手はうちらの側のスタンドの真下から入場してくるんでこっちからは選手が会場の中央くらいまで出てこないとその姿は見えません。
しかし入場がはじまった瞬間からあちら側のスタンドからは大歓声が!!
なんと岡井千聖がガッタスメンバーに加わってます!
急遽、里田まいのユニフォームに身を包みその上からビブスを装着した状態で列に混じってます。
緊急昇格決定!!
この人事はサプライズでした。
もちろん試合登録選手12名の名前が書かれたオーダーは毎試合前に提出されるんでルール的にも全然問題ないです。
ただ、よくスタッフは決断したな、と。
エンターテイメントをよく理解してますよ。
この状況で盛り上がらないはずがない!
会場も大・岡井コール。
ほんとにこの大英断には心から拍手を贈りたいです。
ひとりの選手のシンデレラストーリーを目の当たりにしておいらも興奮。
鳥肌が立ち、目には涙が溢れました。
この昇格は
「頑張ればチャンスはすぐにでもつかめるんだ」
ってことを他のキッズにも意識させることになる、いい例を生んだと思いますよ!
それにしても実感したのは先ほどの紅白戦はただのエキシビジョンではなかったこと。
あれはエキシビジョンの名を借りたテストマッチだったと思います。
岡井の能力。
矢島のゴレイロ適性。
ガチの試合の中でしか試せないことをやってた気がしますね。
そういう意味でも意義ある試合でした。
それはさておき、これでガッタスの反撃の準備は整った.......
と言いたいんですがこの試合でここまで好調だったガッタスの「膿み」のような部分、悪いところが一気に出てくる結果になろうとは思いもしませんでした....
ってことでこの試合のレポは明日に!