ガストステージレポ 3

ギャルル辻ちゃんの代役は安倍麻美ちゃんに決まりましたね。

「あの辻ちゃんがギャルに!?」

っていう意外性が面白いユニットだっただけに、ホンモノを投入してどうするの?
って感じましたが何かw

まぁ、事務所の枠をも超えた面白いユニットになったとは思いますが。


ってことでレポの続きです。

いよいよガッタスの入場です。

依然として場内は暗転したまま、ライトアップはさらに派手になりました。
何とガッタスはさらに特別待遇!

それまでの3チームがメンバーが全員で一斉に入場してきたのに対し、ガッタスは一人ずつ名前をコールされて個別に入場します。

なんかプロレス、もしくはNBAのファイナルみたいです。

こんな演出をスフィアでもやってほしい、って一瞬考えましたがスフィアの11チーム、100人を超える選手が一人ずつ入場してきたら......無理ですねw

とりあえず吉澤ひとみキャプテン入場。

さらに、藤本美貴里田まいと入場してきます。

もうとにかく、各選手に対する歓声がもの凄いんです!

「約半年間、公式戦を待ってたぞ!!」

っていうお客さんのエネルギーをもの凄く感じました。


そして4人目、清水佐紀ちゃん入場。
あれ?
心なしか、さっきまでのメンバーよりも歓声が大きいような......


5人目、矢島舞美ちゃん.....

確信しました。
間違いなくキッズメンバーに対する声援のほうが大きい!!

某メンバーが入場した時なんてまさに会場が割れんばかりに盛り上がりました。

約3年間ガッタスを支えてきたオリジナルメンバー推しのおいらはちょっと寂しくもありました.....
本当に今回の客層はキッズファンのほうが多数派のようです。

カントリーのふたりが卒業したせいもありますが会場をよく見るといつもよりも横断幕が少ないですし.......

とりあえずガッタスメンバー10人の入場が完了しました。

ここで全チームのキャプテンが前に集合。

参加チームのキャプテンを代表してよっすぃ〜が選手宣誓を行います。

「宣誓、我々ワーキングレディーは.....」


という言葉に気付きました。

なるほど。
他の3チームも「アディダス」「資生堂」「JAL」という看板を背負ってそれぞれの舞台で働く女性ですが、ガッタスだって芸能という舞台でアップフロントの看板を背負って働く身分。

同じワーキングレディーの代表なんですね。
何も特別な存在ではない、と。
改めてこの大会のコンセプトを認識したような気がしました。


ということで開会式も終わり、いよいよ第1試合。
Gatas Brilhantes H.P. vs adi-UNIT5が行われます。

以前のハワイでのJALカップではガッタスよりも好成績を残したチームが相手です。
はやくも事実上の決勝戦がやってきました。


まずは両軍、試合前の軽いウォーミングアップ。

アディダスは6人しかいませんがすごい雰囲気があります。
できるオーラがガンガン出てます。

その中でも特に目立つの選手がふたり。

takashidosuさんのブログによりますと.......

http://d.hatena.ne.jp/takashidosu/


「7」下山薫選手は元プレデター浦安所属。

こちらは連番したビッフィーさんもすぐに気付いたようです。
おふたりともさすがですね。

「17」浜井ゆり選手はキャプテンですが、元・メニーナベレーザのLリーグ経験者です。

そして「18」の高木莉代選手もなかなかの逸材。

いや、強すぎます。
どうしてこんなとこにいるの?
って感じw

現在スフィアで最強クラスにカテゴライズされるXANADU loves NHCASAI RED ROSEよりも極悪ですよ。

ただ、唯一の弱点となりそうなのがゴレイロ
ゴレイロは練習を見るかぎり、びっくりするほどは上手くない印象です。
スフィアのトップクラスチームの正ゴレイロよりも力は劣るくらいの感じ。

つまりシュートまで持っていければ絶対に勝てない相手ではない、っていう部分が救いになりそうです。


一方でおいらの隣のブロックはアディダスのサポ席だったんですが、ここではチームのTシャツやチームフラッグ、手の形をした風船などの応援グッズが大量に無料配布されてました。
さすがアディダス、太っ腹ですねw

しかしサポ席だけあって良席にも関わらずちらちら空席があるんですが......
それをいいことにキッズの子の名前が入ったTシャツを着込んだヲタ連中が大量にこの席に勝手に座ってます。

空気読もうよ、そこ敵陣だからw


ってことで試合開始。
ほんと、初戦からとんでもない相手ですがガッタスには勝ちに行く姿勢を求めてました。

スタメンは吉澤・里田・藤本・須藤・矢島。
現在で考えうる最高のメンバーですね。

先に結果を言うと前半はずっとこのメンバーで戦い抜きました。
途中交代なしです。

本当に勝ちにこだわるときの北澤采配は選手交代が最小限になります。
ガチの姿勢が見えましたね。

まず最初に見せ場を作ったのはガッタス
ミキティが相手ゴレイロと1 vs 1の場面を作ります。

ここでミキティの選択はドリブル突破!
相手ゴレイロをふっとばし、そのまま体ごとボールを押し込みます。

湧きまくる会場!
先制点!!
......かと思いきやこれはキーパーチャージの反則。
当たり前だw

番長清原のホームへの体当たりの突進を彷彿させるプレイ。
ファウルの判定にも涼しい顔のミキティからは気合と頼もしさを感じました。

しかし、これ以降はアディダスのペースに。
攻めるアディダス、守るガッタス、って構図が続きます。

今回のガッタスの基本戦術は藤本・キッズが前。
吉澤・里田が後ろの2ー2のボックス型。

でも後ろのラインがかなり前目に来てるんです。
今回は遠投アリなんでロングスローから一気にカウンターを取られる場面が目立ちました。

そのたびに相手選手と須藤の1 vs 1の場面が生まれるんですが、ここで先ほど練習した飛び出しが面白いように決まります。
ナイスセーブ連発でした。

そして前半も終盤に来て事件は起こりました。

またもやガッタスが攻め込まれる大ピンチ。
ガッタスゴール前でボールをキープしてるのは「17」の元Lリーガー浜井。

この選手にまいちんが密着マーク。
経験者を相手にして、好きに仕事をさせないまいちんの素晴らしい守備です......

あまりの密着にイラッと来た浜井選手は思わず手を激しく振りました。
するとその振り回した手がまいちんの手にクリーンヒット!

「パチーン!」
とおいらの耳にも聞こえたくらい大きな音がしました。

その瞬間
「チッ!」
と舌打ちをしたまいちんの表情は......
とても人に見せてはいけないものでした。

お互いにアツくなってたんでしょうね。
「何、その態度?」
みたいな空気がほんの一瞬だけ流れました。

まぁ、ふたりとも大人なんですぐにクールダウンしましたが。
あさみや柴ちゃんが試合中にキレてるとこは見たことありましたがまいちんは初めて見ましたね。
こういう「素」の部分が見れるのも面白いところですけど。

で、前半もロスタイムに入った頃、おいらはある疑念に駆られます。

「7番の選手って本気出してないよね?」
隣にいるビッフィーさんに同意を求めました。

まず須藤と1 vs 1の場面ではシュートを打たず、必ず味方にパスを流してました。
さらにシュートを打っても足も振りぬかないし体重も乗っていない、軽いシュートばかり。

でも気になったのはその目が死んでいないこと。
目に闘志は宿ってるんですよね......

なんて言ってたら前半終了寸前、「7」浜井選手が恐ろしいスピードで駆け上がり、斜め45度から本気の強烈シュート!
これはたまたまゴレイロ須藤の正面に入ったため体に当りナイスセーブ。

ここで前半終了のホイッスル。
最後の須藤のナイスセーブに沸く会場に対し、おいらは最後のワンプレーに鳥肌が立ちました。

「手加減はしてあげるけど、こっちは負けるつもりもドローにするつもりもない」
って主張してるかのような本気のシュート。

「これは後半は全力で1点取りに来るなぁ......」
気がつけばそうつぶやいてました。

ってことで後半戦。
ここからアディダスの怒涛の攻撃が始まるんですが今日はここまで!