続・宇津木めぐみさん

やっぱり、もう少しだけ彼女に対しては触れてみたいと思います。


まず、前回、スフィアリーグ公式サイト上の伊部塁氏との対談、「スポットライトガールズ」を紹介しました。

その時、チトさんのコメントで
「あの手のものは後付けの可能性もあるので全部が全部を鵜呑みにしないほうがいいと思います」
という趣旨のものがありました。


おいらも、その意見は理解できます。
もちろん、後付けの可能性もあります。

ただ、個人的にはあれが真意でも後付けでもよくて、一番大事なのは彼女の口から

「エイベックスのアカデミーに入りました」
「真剣に芸能界を目指してます」

という発言が出たこと。
これが大事だと思います。

これでどうあれ、自分の責任において彼女は芸能人としてもなんらかの結果を期待される立場に自ら立ったんだから。

その勇気を褒めてあげたいと思います。

すくなくとも彼女は芸能活動は一切せずフットサルのためだけに存在する人、ではないんです。

彼女を形容する言葉として「助っ人」はアリですが、個人的には「傭兵」は適当ではないかな、と感じました。

それにしても、ここまで高らかに芸能人としても頑張っていくことを宣言した助っ人も久しく思うんで、これだけでもおいらは推せますw


さて、彼女を表舞台に引っ張り出した立役者、野田社長のブログを見てみると、

2戦目は強力な助っ人の入ったTEAM dreamと対戦。
強力な助っ人というのは、20番・宇津木めぐみ選手のことですが。彼女はただのサッカー経験者ではなく、オリンピックを目指してがんばってたほどの実力者。妹さんは「なでしこジャパン」の最年少の代表選手にもなっているという、もともと器の違う選手です。うちのコが3人かかったところで、プロとアマの差があるほどの高い技術を持っています。
そんな彼女に、神経を使いすぎてcarezzaのよさを出せませんでしたが、それでも後半は結構がんばってやったと思います。今後はもっと頭を使った戦略で挑んでいかないとダメだな、というのを痛切に感じることができました。
もちろん、彼女も全体的には手加減をしていたと思いますよ。1点目のシュートは本気でしたけど(笑)。彼女が本気でかかったら、ひとりでかき回すことぐらいできちゃいますからね。

そんな強力な助っ人の参入には賛否両論いろいろありますが、私自身はそんな彼女がタレントになって参加したのだから、これは芸能人女子フットサルのレベルアップを図るいい機会になった、と思っています。もともと芸能人フットサルの目的は、フットサル全体の人気を上げ、フットサルの底辺拡大を図ることでした。それを思えば、こうした経験者が入ることで、他の選手の技術もアップ。他チームもそれが刺激になり、また技術向上につながると思うので、それはそれでいいことだ、と思っています。
このスフィアリーグは、タレントが真剣勝負でやっているのがとても魅力的なリーグですが、それに加えて、芸能人がおちゃらけでやってるんじゃないよ!というのもわかっていただける材料になった、と思います。


大体はこの前おいらが書いた感想に近いですね。
彼女の存在はスフィアリーグ全体のレベルアップにつながる、ここが共通意見です。


そして、宇津木さん自身がリミッターをかけていた、ということ。

それはおいらも感じました。

「やっぱモノが違うわ」
「まだまだ底が見えない」

これがおいらが感じたこと。

彼女に立ち向かっていく山口百恵ちゃん、小島くるみちゃん、是永美記ちゃん。
みんなそれぞれ、ほぼ100%の力で向かっていったように見えました。

でも、それらをさらっと受け流した時の宇津木さんがいったい何%だったのか、全く底が見えませんでした。


でも、おいらが強く感じたのは2ndは宇津木さんは
宇津木めぐみ」ではなく「TEAM dreamの背番号20番」としてプレーしていた、そんな印象を受けましたね。


野田社長も言うとおり、彼女が、TEAM dreamが本気で優勝を狙いに行ったら、優勝できてたと思うんですよ。

宇津木さんをフィクソではなく、アラ、もしくはピヴォに置いて、彼女がひとりでボール取りに行って、ひとりでドリブルして、ひとりでペナルティーエリア内からシュート打ってりゃ3試合で10点は取ってたはずなんですよね。

スラムダンクでいえば、大阪の豊玉高校のようなラン&ガンで、多少守備は犠牲にしてでも点の取り合いを挑めば、どっこもついてこれるチームはなかった。

でも、そんな勝ち方をして、優勝したとして、誰がいちばん悲しむのか?

それはガッタスメンバーでもなく、ガッタスファンでもなく、TEAM dreamのメンバーがいちばん悲しむと思うんですよね。

TEAM dreamの強さ、ウリって「絆」だと思うんですよ。

その一点だけでいえばガッタスにも負けていない。

フットサルでは高本彩ちゃんが中心となって、ひとつずつ、ひとつずつ丁寧に紡いでいった大切な「絆」

宇津木さんは公式戦デビューこそ最近だけど、練習では結構前から参加してるし、開幕戦だって自分は出れないけど応援に行ってるんですよね。

ずっとその「絆」を見てきてるはず。

いろんなインタビューでも宇津木さんは「いつものTEAM dreamで試合をすれば絶対に勝てる」と言ってました。

その絆を自分ひとりで壊さないように、そして、自分も絆をつなぐパーツのひとつになれるようにプレーしていた印象があります。

自分が決めたどのゴールよりも、自分がアシストして彩ちゃんが決めた場面の方がいい表情してました。
さすが、自称パサーw

彩ちゃんと宇津木さんがヒーロー(ヒロイン!?)インタビューの後、楽屋に戻っていく時のふたりの後ろ姿、そして、彩ちゃんの

「ありがとうな、めぐ。最高やった!」

という言葉を聞いた時、完全にチームの一員だな、と思いましたね。


とりあえず、フットサルの楽しさは知ってたけど、勝ち進んでいく楽しさは知らなかったメンバーに勝つ喜び、楽しさを教えてあげた宇津木さん。

いや〜、この喜びを覚えたTEAM dreamはめちゃめちゃ恐いですよ〜!!

だって、自分とこの事務所の屋上にいけばフットサルコートがあるわけで。

ダンスレッスンとかの合間とかに30分とか時間空いたら練習できる環境はうらやましいですよ。


アップフロント近年やたらに外食産業に力入れてるけど、そんな暇あったら屋上にコート作ってくださいよ!

まぁ、もし作ったらよっすぃ〜とかあさみとかが入りびたりそうですがw


そして野田社長の後日談を。

ところで、前回の記事についてのコメントがたくさん寄せられていたので、ひとことつけ加えますが、スフィアリーグは全チームの責任者とリーグ主催者との間できちんと話し合ってルールを決めています。うまい経験者をタレントチームに助っ人として入れる際は、ほかの社会人チームやプロ、全日本のチームなどと絶対かけもちをしていけない、というのが大前提。もちろん、タレントとして活動している、あるいはタレントの卵としてプロダクションで活動しているというのが条件です。つまり、タレントでもない上、社会人チームと両天秤かけている経験者が入ったら、それはルール違反ですから、私は断固反対しますよ。

以前はそういう例があり、結局社会人チームに戻ったコもいましたが、今回の宇津木選手の例はルール違反ではありません。彼女が前にいたところをやめて、タレントプロダクションに入り、タレントチームに参加したという経緯ですから、それは全チームの監督が納得しています。その違いをよく見てほしいと思います。そして、試合には5人しか出られないからこそ、助っ人の補強は一試合一人だけにしよう、というルールです。

何度も言いますが、芸能人女子フットサルの目的は女子サッカー&女子フットサルの繁栄です。アイドルタレントやお笑いタレントが体を張ってがんばっているんだ、というのをみなさんに見てもらいたい。そして、みなさんを沸かせるプレーをしたい!フットサルっておもしろいな!って思ってもらえたらうれしいな、というのがいちばんの願いなのです。


とりあえずおいらは宇津木さんを断固、支持します。
前回、悲しいかな、おいらの日記へのコメントの中に
「チードリにブーイングします」

という書き込みがありました。

支持できる、できないはあくまでも個人の価値観なので仕方のないことですが、その感情を本人にぶつけて傷つけるような行為はできれば自粛して欲しいとおもいます。

宇津木さんを越えるべく、一丸で立ち向かうガッタスを信じ、応援していきたいな、と思いましたね。


最後にcarezzaキャプテン、小島くるみちゃんのブログから

2試合目は、今回最も注目を集めていたと思われるTeam dreamavex group)。
私は、対戦するの恐くなかったですよ。社長は「本物」がいる、コーチも「あの子は別格だよ」と言ってました。「追いつけないよ」とも言われた。だけど、私はそうは思わない。何でかっていうと、そしたらあきらめないといけなくなるから。一生懸命走る意味がなくなるから。私は追いつけないと思ってないから。何でこんなに強く言い切れるかと言うと、カレッツァを応援してくださってる皆さんの声が私には届いているから。自分を応援してくれている人がいるから。開場前から寒い中、外で待って横断幕を飾るため並んでくださるサポーターがいるから。テレビの前で「頑張れー」と言っている人だったり、ブログを見てコメントを書いてくれる人たちがいるから。だから、負けるわけにはいかないんです。そう簡単に負けを認めて、あきらめるわけにはいかないんです。これ強気なんじゃないんですよ、ただ単に私、たぶん(自称)宇宙一の負けず嫌いなんですよ(笑)


よっすぃ〜だって、ガッタスだって絶対おんなじこと考えてるはず!

彼女達がこの気持ちを持ち続ける限り、おいらは宇津木さんも、そして彼女に挑戦していく全ての人を応援し続けます!




そして、各所でおいらに応援コメントを出していただいた方々、ほんとうに泣きそうなくらい励まされました。
優しい言葉、厳しい言葉、全て胸に響きました。

おいらにとって皆さんと、このブログを通じて出会えたことはほんとうに大きな財産です。

今日からはコメントレスも復活させますんで、またコメント頂けたらありがたいです。