価値観の違いってやつですかね

スフィアリーグ開幕戦、現場での観戦に関してもいろいろなスタイルがあるようで。

最初に断りを入れておきますが、数学の問題じゃあるまいし、こんなものに「正解」なんてありません。
だからおいらは自分のスタイルを「正しい」とは思いませんし「強請」もしません。
他人のスタイルを「否定」する気もないんで、あしからず。


ってわけで、おいらはリザーブマッチ開始前には席に着き、今回も全試合ゆっくりと観戦させていただきました。
その席は何回か言ってますが、オクの手を使い、仮設2列目に座らせていただきました。
1列目はカメラマン席で、一般には販売されていない(当然「関係者」のパスを持っていない一般人はここに座ることさえ許されない)ので、実質は最前列です。

思えば、おいらが初めてガッタスを見たのが今年の夏の冒険王リーグ3日目・午前。
席は4列目だったんですがお台場はかなり客席とコートが近かったので(今回よりも近かったくらい)、選手の表情や迫力がモロに伝わってきて、本当に感動したんです。

あのアツさを開幕戦でどうしても感じたくて最前にこだわりました。

おいらは4枚連番で出品されていたものを1枚購入したんですが.......ということは、おいらの隣に座るであろう、仮にA氏、B氏、C氏とは戦友みたいなものです。
約8時間の長丁場、ひとりで応援するより、みんなで感動を分かち合ったほうが楽しいに決まってる!
と言うことで「仲良くなれそうなら友達になっちゃおう」プロジェクトが始動しました。
今日はそんな話をw


まずはお隣のA氏。
彼はリザーブに興味は無かったのか、開会式直前で着席。
その際にいきなりおいらの足を踏みましたがw
「ごめんなさい。申し訳ないです。」
と、実に爽やかな対応。なかなかの好青年で話しやすそうだな、と思ってるうちに
ガッタス VS YOTSUYAスタート。
ここは試合に集中したかったので観戦モード。

試合も終わると彼はそそくさとグッズ購入へ。
彼も含め、このタイミングでグッズ購入する人が多い多い!
おかげで毎回、ガッタスの次の試合は客席ガラガラです.....

当然他チームのグッズ販売ブースでもここが勝負時とばかりに選手を売り子に立たせる(10月はASAI RED ROSE、今回はFANTASISTAがこのタイミングでやりました)ので更に人は減る。
この流れはなんとかして欲しいものです。一回戦なのに消化試合みたいになってるんでw


結局A氏が戻って来たのは一回戦第4試合中盤。
しかも、またもやおいらの足を踏むw
相変わらず爽やかに謝ってくれるんでwついでに
「どっちが勝つと思います?」って話しかけようとしたら、もう、試合そっちのけで購入したグッズを確認してるんですよ。

そうこうしてる間に、準決勝のガッタス VS RED ROSEスタート。
残念ながらガッタスの敗退が決まった瞬間、A氏退席。
再び彼が戻って来たのは閉会式寸前。
そこでガッタスにがっついた後、彼は去って行きました.....


....っていうか、あんな金額出してまともに観戦したの2試合ですか....
あなたのことを「否定」はしませんが、友達には残念ながらなれないみたいです...もったいないなぁ。


次は更に隣のB氏。彼もリザーブに興味はないらしく開会式直後に着席。
ガッタス戦では双眼鏡で観戦した後、同じくグッズ購入へ。
彼も戻ってきたのはRED ROSE戦直前。
ここでガッタスが敗退すると去っていくB氏。
彼も「ガッタスのみ推し君」のようです。

そして5分後、B氏の友人?のb氏がその席に着席。
どうやらガッタスが負けたため、他チーム推しの人に席を譲ったようですね。

すると入れ替え戦第1試合はPKに突入。
うちらの目の前にはPK戦に備えて時東あみちゃんが立っています。
実はうちらの席はPKの時のゴレイロの待機場所正面という神席だったんですよ。

そこでb氏、かばんからサインボード(いわゆるスケッチブック)を取り出す。
もういっぱいメッセージが書かれているボードの新しいページに即興で
「あみにぃ、落ち着いて」
と書き、
「あみにぃ!あみにぃ!」
と必死に呼びかける。b氏は「爆レスクレクレ君」でしたか。


するとあみにぃ、試合中にもかかわらず、こっちを振り向いてメッセージにうんうん頷きながら一字一句丁寧に読んでいき、満面の笑顔で

「ありがとうございます!がんばります!」
とレス。

そしてまた正面を向いたときの顔は一瞬にして戦闘モード!
味方が蹴るときは成功することを祈り続け、自分が守るときはスーパーセーブを連発。
特に相手の2本目を止めたあの動き(ゴール隅に完全にコントロールされたシュートを右足一本で止めた後、すかさず全身でダイビングキャッチ)、PKのみで言えば今大会NO.1ゴレイロは彼女で間違いないです。

とにかく、アスリートモード全開のはずの試合中にあの返しができるとは、おそろしいくらい「プロ」ですね。軽く感動しました!


そして、入れ替え戦第2試合もPKに突入。
こんどは目の前に三宅梢子ちゃんが立ってます。

さっそくb氏、
「梢子ちゃん頑張って!」
のメッセージとともに、赤のマジックで何やらイラストも書いています。
そして「梢子ちゃ〜ん!梢子ちゃ〜ん!」

すると梢子ちゃんも完全にこっちを向いてメッセージを熟読し
「きゃ〜っ!!かわい〜っ!ありがとうございます!」
とぴょんぴょん飛び跳ねながらお礼を。

ここにもプロがいましたw
そして正面を向いたときには戦闘モード!あんたらスゲェよwいい人だw

そして攻守交替で、今度は橘佳奈ちゃんが目の前に

するとb氏、またもやメッセージを作成し
「佳奈!佳奈!」(なぜに佳奈ちゃんだけ呼び捨て?w)

とがっつくも佳奈ちゃん横目でチラッと見ただけでスルー。

さらに攻守交替で梢子ちゃんが戻ってくると、b氏またもや新たなメッセージを作り
「梢子ちゃん、梢子ちゃん!」
とがっつくも、今度は完全にスルー。


....当たり前でしょう。負ければリザーブ降格がかかっているあんな試合で3人中2人にレスもらえたのは、はっきり言って奇跡です。
本来、佳奈ちゃんのリアクションが普通なんだから。

サインボード自体は否定しませんが、出すタイミングをもうちょっと考えて欲しいですね〜。空気を読んでください。とりあえず試合中はマナー違反ですよ!
イベントじゃないんだから、と思いましたが、b氏はここで退席。
閉会式寸前にB氏が戻ってきてガッタスにがっついた後去って行きました。


そして更に隣のC氏はリザーブマッチ開始寸前に着席!「この人こそ我が同士!」
と興奮しましたが、彼はリザーブマッチの間、ずっと下を向いて携帯をいじってました。

今日の観戦ブログでも作成してるのかな、と思ってるうちにガッタス VS YOTSUYAスタート。
こんこんへのメッセージが書かれたサインボードを出していましたが、試合もそこそこには観戦していた模様。
そして試合は終了。

しかし、次に始まった第2試合、C氏はいきなり

ゲームボーイをやりだしました!

最前列でゲームボーイ.....
当然、両チームのベンチや北側スタンドからは丸見えです。

そんなにゲームしたいんならロビーでやってくださいよ....
これはスタイルとかマナーというより、それ以前の人としてのモラルの問題だと思うんですが.....
そしてゲームはガッタスの次戦まで続き、準決勝でガッタスが敗れた瞬間、C氏は荷物まとめて帰っていきました。


.....ここまで読んだ方、想像してもらえればわかると思いますが、最前列の神席にも関わらず、ガッタス絡みの試合以外では、ほぼ3席が空席の状態。
本当にもったいない!
なんかおいらも隣が気になって、不機嫌そうに観戦してる姿がさらされまくりで....複雑ですw
本人的には楽しんでたつもりが、後で映像見ると、足組んであきらかに不満そうに観戦してるんで....

とりあえず、もうちょと大会自体を楽しんで観戦する人が増えて欲しいな、まだまだだなと悲しくも思ってしまいましたね〜。

ちなみに駒沢は基本的に、南スタンドがガッタスサポーター、北スタンドが他チームサポータ席なんですが、仮設席からは北スタンドが良く見えるんですよ。

他チームのサポさんは、人数は少ないけれど応援は団結力もあるし、推しチームが負けても帰らない、他チームの試合でも楽しむ、後ろの迷惑も考えて立って応援しない(某チーム除く)と、マナーが実にいいんですよね。
サポーターの質でいうと完全にガッタスは負けてると思うんで、やっぱりそっちの面でも他チームサポの指針というか目標とされるようにならないといけないな、と個人的には痛感させられました。
「うちのサポーターが一番だ!」と、ガッタスメンバーには胸を張ってもらえるようになりたいなと思います。