よっすぃ〜の決意

スフィアリーグの公式HPによっすぃ〜のインタビューが掲載されました。

ブログがないガッタスメンバーの声が聞ける貴重な内容ですが、
本当によっすぃ〜はフットサルを真剣に愛していると伝わる素晴らしい内容でした。
よっすぃ〜のインタビューにハズレなし!


では、どうぞ!

まさかの準決勝敗退
ガッタスが敗れ去った
本当の理由とは?

芸能の仕事をしながら、ゼロからのフットサルに取り組み続けるスフィアリーグの選手たち。そんな彼女たちの本音を、「スフィアリーグ・スーパーバイザー」伊部塁がインタビューする新コーナー。記念すべき第1回のゲストは、常勝軍団ガッタス・ブリリャンチスH.P.のキャプテン、吉澤ひとみ選手です。スフィアリーグの象徴的存在である彼女が、今抱える本当の気持ちをあますところなく語ってくれました。


スピリッツ・オブ・ガッタスの著者、伊部塁さんって、スフィアリーグのスーパーバイザーだったんですか!?
また、新事実発覚!!
っていうか、スフィアって何から何までアナウンスしてくれないんですね!
そういうとこは指示できませんよ。

━━昨年12月に行われたスフィアリーグすかいらーくグループシリーズ1stステージで、ガッタスはベスト4でした。参加した大会で初めて2位以内に入れませんでした。


吉澤:そういうことはあまり意識してなかったですけど、やっぱり途中で負けちゃったことは残念でしたね。


━━あの大会の開会式直前、ゲストのなでしこジャパンの人たちとガッタスが顔を合わせた時、「スケジュールの都合で、なでしこは開幕戦しか見ることができないんだよ」って吉澤さんに言っちゃって。それで組み合わせの時、ガッタスは第一試合を選んだんじゃないかと、大会後ちょっと反省してました。予定してなかった1試合目を選んだことで調子が狂っちゃったんじゃないかって。


吉澤:それはないですよ(笑)。もともと第一試合を選ぼうと思ってましたから。開会式のあとに中途半端に間が空くより、いい緊張感を持続したまま試合に臨めるほうがいいなって。それに最初の試合はガッタスのやりたい形ができてたし、試合内容もよかったですから。


━━その次の試合でガッタスPK戦で負けてしまいました。対戦相手のアサイ・レッドローズは「打倒ガッタス」という気持ちを前面に出して挑んできました。以前からそうだったけれど、スフィアリーグができたことで、ガッタスはよりシンボル的な扱いを受け、ほかのチームから目標にされることも増えました。吉澤さんはそういうことをどう受け止めていますか?


吉澤:スフィアリーグというのは、芸能の仕事をしている人たちが真剣にフットサルに取り組んでいるところが魅力なんだと思う。その中で、ガッタスは、真剣に取り組むことは大前提として、素晴らしいプレーを見せながら、常に勝ち続けなければいけない立場だと思っています。それがガッタスの魅力でもあるから。アイドルとしての仕事をきっちりしながらも、全員がちゃんと集まって練習して、常に試合に勝つ。そのことを2年半ずっと継続してきたからこそ、ガッタスというチームは評価されているんだと思う。だから逆に言えば、その中の何かひとつでも崩れちゃうと、ガッタスは特別な存在ではなくなってしまう。スフィアリーグの中には、強いチーム、人気があるチーム、いろいろあっても、今のガッタスはそのすべてを備えたチームでいることこそ、ほかのチームから「打倒ガッタス」と言ってもらえる存在なんだと思う。そういう存在でいるために2年半のあいだ一歩ずつ階段をのぼってきたし、これからも魅力的な存在でいるために一歩ずつきちんと進んでいかなければいけないと思ってます。


あまりの素晴らしい発言に思わず勝手に太字にしてしまいました。
もうおいらなんかが何も付け足すことはありません。

━━そういう意識で大会に臨んでいる吉澤さんにとっては、12月の大会に続き、今年1月に行われたGyaOカップでも連続して優勝を逃したことは、単に勝った負けたではないもっと深い部分があるのかなと感じます。


吉澤:今までは全員でチーム全体としての基本的なことを学んできて、それが着実に試合結果に反映されてきていました。でも最近は、チームとしての基本がある程度整ったぶん、個々の技術や意識をより高めなくてはいけない段階に入ってきているんじゃないかって思うんです。そういう段階に入った中で、去年の後半くらいからかな? ちょっとチームが停滞しているように感じていました。それが12月と1月の大会の試合結果にも影響したのかなって。個々の役割だったり、ポジションだったり、プレースタイルだとか、チームの中で個人が取り組まなくてはいけない課題に対する詰めの甘さをふたつの大会では感じましたね。


━━両方ともPK戦での敗退。でも、吉澤さんはたまたま運がなかっただけとは考えてないんですね。もっと高みにいくための生みの苦しみだと考えている。


「運が悪かった」
「内容では負けていない」
そう考えれば楽になれるのに、決してそういう考えはしないよっすぃ〜が果てしなく男前です!

吉澤:私たちの前にある階段というのは永遠に上へと続いていて、一歩進めばまた一歩のぼるべき階段が見えてくる。今まではその一歩一歩をみんなで手をつなぎながらのぼってきたけれど、今のガッタスは目の前に階段があるから何となくのぼっているような状態のように感じるんです。たしかに着実にのぼってきてはいるんだけれど、自分たちで進むべき階段を探そうとしたりしなくなっているし、その階段をのぼる意味を理解しないまま、ただ何となく言われるままのぼっている気がする。進歩はしているけれど、ただ作ってもらった階段をのぼっているだけ。今、そのあたりにチームとしての甘さを感じてはいます。


う〜ん、ストイック。
そして、よっすぃ〜は人知れず行動に出ていました。

トップレベルを観戦
そこで得たもの
新たに気づいたこと


━━先日、吉澤さんは競技フットサルのトップリーグである関東リーグの試合を会場まで見に行きましたよね。会場が遠いところにあって、館内には暖房さえないという悪条件だったにもかかわらず、吉澤さんが自分たちのリーグを観戦しに来たことに、リーグの運営の人のほうがびっくりしてました(笑)。


吉澤:ずっと見に行きたいと思っていたんですけど、今までスケジュールの都合でなかなか行けなかったんです。行ってよかった。すごい勉強になりましたね。


━━寒いだとか遠いだとかいう文句は一切口にしないで、ただひたすら食い入るように試合を見つめていました。どんなところが一番勉強になりましたか。


吉澤:すべての面での意識の高さを感じました。絶対に負けられないという気持ちの強さ、その熱い気持ちを併せ持ちながら冷静にプレーできる心の強さ、全員の戦術理解度の高さ、その中で今の自分は何をすればいいかを判断する速さ、そしてチーム戦術の範囲内で自分の特徴を発揮する個性の強さ……。本当にいろんな場面で自分たちとは比べものにならないくらい高い意識を感じました。どんなスポーツにも共通な部分だと思うけれど、チーム戦術という枠組みの中で協調し合いながら、選手それぞれが自覚を持って自分のプレーをする姿勢は改めて勉強になりましたね。あと、試合中でも自分の考えをはっきりとチームの仲間に伝えていることも印象に残りました。結局、自分がどうしたいか、どうしてほしいかをしっかり伝えるのって、自分のためだけじゃなくチームのためなんですよね。コート上でお互いが要求し合っているのを見て、「ああ、こういうのは今のガッタスに足りない部分かもしれないな」って感じました。


的確な分析だなぁ。
ことフットサルに関すると、一気に彼女が知的に見えてきます。

━━試合と試合の合間、あまりに寒すぎて観客席を立って避難する人が多かったのに、吉澤さんはずっと座ったまま、次の試合に出場するチームの練習を見ていました。練習メニュー自体はガッタスと同じようなことをやっていて、目新しいものじゃなかったにもかかわらず。


吉澤:監督やコーチがいつも練習メニューを一生懸命考えてくれるので、ガッタスも練習自体は内容の濃いものをやっているんです。でも、それはあくまで練習メニューであって、それを試合でいかすことができるかどうかは選手次第だから。練習中も常に試合をイメージしながら取り組んでいれば、練習で学んだ動きが試合でも出せるはず。だけど、ガッタスはまだ実際の試合で相手選手が向かってきた途端にバタバタしちゃってる。練習でどんなにスムーズにパスが回っても、それは本気の敵がいないから当然。練習中、自分の頭の中にどれだけ本気の敵を想像しながらプレーできるかで練習の成果は違ってくると思う。関東リーグのチームは、練習の動きを試合でも実践できていたんですよ。そういう面でも「関東リーグってやっぱりすごい!」って思いましたね。


たしかに、相手の速攻に慌てふためきバタバタする場面は今でもよく見受けます。
どれだけ練習時からイメージとして危機を感じ取れるか、簡単なようですごく難しいですよね。
でも、ガッタスはそういうこともしなければいけない段階に来てると思います。

━━もっと細かい部分、たとえばトラップとかパスとかシュートとかいった、ボール扱いとかボールを持った選手の動きとかが見たくて観戦に行ったとばかり思ってました。


吉澤:もちろんそういうところも見てましたよ。見ていて思ったのは、フットサルの動きって、本当にバスケに似てるなってこと。攻守の切り替えが速くて、ポジションをどんどんスイッチしながらボールを回して攻めていく。でも、ただ漠然と自分勝手に動き回っているんじゃなくて、ひとつひとつのプレーはだいたい誰かが中心になって動いているということを見ていて発見しました。ディフェンスする時はGKの声で一斉にフィールドプレイヤーが対応するし、攻撃の時はゆっくりパス回ししながら、ひとりの選手の動きを合図にして一瞬にチーム全体の動きがスピードアップするとか。見ていて、すごく楽しいし、一瞬も目が離せなかった。「今、目の前でやってるフットサルが、ガッタスが目指すフットサルなんだ」って改めて感じましたね。


フットサルはサッカーよりもバスケに近い、それはおいらも感じました。
そして、プレーの軸になる選手が必要、その軸に自分がなるのか?
是ちゃんがなるのか?
よっすぃ〜の出した答えにとても興味があります。

━━実際の試合を生観戦すると、雑誌を読んだり、映像を見たりではわからないこともいろいろ見えてくる。


吉澤:最初、フットサルを始めた頃はまったく知識がなかったから、ビデオを見たり、うまい人のプレーを見たりして、自分の中で徐々にフットサルに対するイメージを作っていきました。今まではその程度の知識でも大丈夫だったかもしれないけれど、もっとレベルを上げるためにはまだまだ足りないと思っていました。だからこそ、今回実際に試合を見ることができたのは本当に大きかった。いろんな勉強になったし、どうすればガッタスをもっと高いレベルに上げることができるかのヒントをたくさん得た気がします。でも、あんなにレベルの高いプレーを見たら、一気に欲が出て、もうあれもこれもやってみたいって感じですね(笑)。


ぜひともこの成果を2ndでは出してほしいと思います。
そして、インタビューはクライマックスへ続きます。

キャプテンとして
スフィアリーグ
象徴的存在として


━━でも、吉澤さんが得たものをチームに戻って伝えるのって、結構難しそうです。実際に動きを見た人が、見たことのない人にその動きを言葉で伝えるってかなり大変だと思う。


吉澤:いつも考えているのは、まずは自分がチームの中で常に一歩先を走っていなければいけないということ。そして、自分が一歩先に出て得たことをチームに伝えて、チーム全体を前に進ませていくことが大事だと思っています。ガッタスがここまで来るのに、本当にメチャクチャ時間がかかった。これからもいろんな課題を乗り越えるたびに時間がかかると思う。でも、私が常にちゃんとした考えを持っていれさえすれば、チームの成長曲線はちゃんと繋がっていくし、チームは自然とまとまっていく。だから、自分の中にはっきりとした考えが明確な時はガッタスは心配ないと思ってます。


━━今は見えている?


吉澤:見えてますね!今、チームは壁にぶつかっていると思う。それを乗り越えるのに時間はかかるだろうけれど、でも私がそこから逃げちゃったら、信頼の絆も壊れちゃうし、チームとして今まで築いてきたものも失ってしまうことになる。だから、チームとして厳しい時にこそ、あえてもっと戦術的に高度なことにチャレンジしていきたい。試合に出られない選手はそれどころじゃないかもしれないけれど、高度な戦術の中で個々の良さをもっといかしていく環境を作っていきたい。理想であり、目標である関東リーグのフットサルにちょっとでも近づけるように。関東リーグって、どのチームも高度な戦術を備えている。両チームがお互いの戦術に徹している中で、相手の裏を突いてゴールを狙っていく。そこに面白さがあるんだと思う。自分がどう動けば相手が混乱して、味方が楽にプレーできるか、今はそういうことを意識しながら練習していますね。


めちゃくちゃ凄いことをさらっと言ってるんですがw
なんか今回、おいらがコメント入れる必要ないくらい全て語ってくれますねw

━━監督が戦術を徹底すれば、チームとしての動きは浸透しやすい。でも、フットサルの試合が常に状況が変化し続ける中で、決め事を徹底するほど試合中の応用が効きづらくなります。だから吉澤さんが目指す方向は間違ってないと思う。でも、吉澤さんが目指すフットサルっていうのは、チーム全員がちゃんと理解してない限り、敵だけじゃなく味方も混乱させる。ともすれば吉澤さんの動きは単に「自分勝手なプレー」にとられちゃう危険性がありますよね。


吉澤:自分がやりたい動きは、練習時間に行う紅白戦の中で実践することで伝えることができるんじゃないかと思っています。実際に動いてみて、「今、私がこっちに行ったのはこんな理由があるんだ」って説明しながらできるから。ちょっと前まではチーム全体が監督の指示が意思決定のすべてだったから、私の言うことが納得できなかったかもしれないけれど、チームの誰もが自分の意志を持ってプレーしている今ならきっと理解してくれるはずだと思う。逆に、自分が自分で判断したプレーの意味を話すことで、ほかのメンバーも「私はこう考えたからこう動いた」ということが言いやすくなるはず。もちろんその意識の差はあるから、キャプテンである私がメンバーそれぞれの考えをうまく折り合わせて、連係の精度を上げていかなければいけないと考えています。


━━今はお互いの意見が言い合えている? それとも今は徐々に言い合えるような環境作りを吉澤さんが作っている段階?


吉澤:同時進行かな? 雰囲気を作ることも大事。そういうムードがあるからこそ言い合えるし、言い合えるからこそそういうムードが生まれてくるから。今は同時進行でやっている感じですね。


よっすぃ〜の理想が体現されるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
その間には衝突もあるかもしれません。
でも、考えてること、しようとしてることは間違ってないと思うんで、自分を信じて突き進んでほしいですね。

━━吉澤さんがチームのことをどう考えているのかは、すごくよくわかりました。最後に吉澤さん個人の、スフィアリーグでの目標を聞かせて下さい。


吉澤:誰が見ても、「吉澤って絶対うまくなってるよな」って思われるような“何か”を掴みたいですね。単純に数字とかタイトルではなく、フットサルに興味をもっている人から「あいつのやってるフットサルはいい感じだ」って評価されたい。今までは「アイドルのわりには頑張ってんじゃん」みたいな感じだったと思う。今は私自身レベルの高い人のプレーを見て勉強しているけれど、いつか「吉澤みたいなプレーがやりたい」って思ってもらえるようになれれば。これからは“吉澤の色”をつけていければいいなと思っています。


━━「ガッタススフィアリーグのシンボル」って言ったけれど、吉澤さん自身がスフィアリーグの“象徴”みたいな存在でもあります。そういう見方は重荷にもなると思うけれど、それだけみんなが期待しているという証明でもある。


吉澤:そうなんですか? 自分が象徴的なふうに思われているってことは、意識さえしてなかったですね。でも、ガッタスは一番じゃなきゃダメだから、ガッタスが一番でい続けるために、「自分をもっと高めていかなければいけない」という意識を常に持って、これからもやっていこうと思います。


まわりがどれだけよっすぃ〜を意識し、認めているか。
もし暇な時間があったら一回、いろんな選手のブログ見に行ってください


とにかく、2ndステージ直前でアツい気持ちをいっぱいもらいましたね!